コロナ禍の中始まった東京五輪2020も8月8日で最終日となります。
まだ少し競技は残っていますが、私の感じた事をまとめていきます。
テーマは「オリンピックは何が起こるか分からない」
です。
目次
オリンピックはやはり何が起こるか分からない
個人的に今回のオリンピックの印象はこの一言です。
「オリンピックは何が起こるか分からない」
特に印象深かった4種目の選手達について
男子テニス ジョコビッチ
テニス界のみならずスポーツ界でも超スーパースター扱いのジョコビッチ。
選手村でたくさんのアスリートからの写真にも紳士に応え大人気でした。
東京五輪にはゴールデンスラム(グランドスラム4大会優勝+オリンピック優勝)を狙いにきていたジョコビッチ。混合ダブルスも加えどうなっちゃうのか?など期待値マックスでした。
私もブックメーカーで「ジョコビッチが東京五輪で金メダルを取る」に多めに賭けていました。
しかし、アレクサンダー・ズべレフに準決勝で敗れました。3位決定戦でもカレーニョ・ブスたに敗れました。さらには混合ダブルスでも負け。
負けなしのジョコビッチが3度の負けを一気に経験するということに。
アレクサンダーに負けたことにより今シーズンのゴールデンスラムの夢が消えたジョコビッチ。
負けた原因を考えてみましたが、「猛暑による疲れ」だと思っています。
元々、底無しのスタミナで有名なジョコビッチでしたが、連日シングルス、ダブルスと出場し大丈夫と思っていたスタミナが急に切れた感じがアレクサンダーとの第二セット中盤で感じられました。
ジョコビッチも34歳。自身では気づかない急な体力消耗が今回のポイントだったと思います。
数日経ってから落ち着き、SNSで「パリでメダルを目指す」と言っています。今年はグランドスラム達成のみを目指すこととなりますが、それでも凄い偉業となるのでこれから行われる全米オープンに注目です。
混合ダブルス卓球 水谷/伊藤ペア
オリンピックの競技の中でも前半に行われた混合ダブルス。
水谷選手と伊藤選手が躍動しました。
準々決勝ドイツ戦で大逆転劇が始まっていましたが、決勝でも最初に2ゲーム取られてからの3ゲーム巻き返し、再度1ゲーム取られ最終セットで中国に勝つ。
卓球大国中国に勝てたことは選手のみならず、見ているこちらも熱くなりました。
こちらは嬉しい意味での何が起こるか分からない、混合ダブルスでした。
試合後、水谷選手や伊藤選手へ中国人からの誹謗中傷メッセージがたくさん届いたそうですが、さらっと受け流す水谷選手流石です。
男子体操 内村航平
体操業界ではレジェンドになっている内村航平。東京五輪では個人総合には出なく、鉄棒と平行棒にエントリー。
しかし鉄棒で落下したため予選落ちに、予定していた平行棒にも出場しないで東京五輪を終えることになりました。
ロンドン、リオと2大会連続でメダルを獲得していた内村選手に対し期待が大きく、予選敗退でオリンピックが終わった現実は切なく感じました。
終わった後のインタビューでも現実を受け止めながらも用意してた技を披露できなかった悔しさが伝わりました。
その後、男子体操では若い世代が次々とメダルを獲得、世代交代が明らかに見えた東京五輪の体操と思いました。
男子陸上 リレー100x4決勝
最後に最も衝撃的だった男子リレー100x4の決勝戦。
優勝候補のアメリカは予選で敗退し、カナダ、イタリア、中国などが予選で目立っていました。
日本も予選1組で3位となり、リレーが得意な日本の安心感、期待感が多くの国民にあったと思います。
リオではあのジャマイカに続き銀メダルですからバトントスの技術は世界トップクラス。
が、しかし、このバトントスで日本がミス。
最も得意としていたバトンの渡しミスで日本は記録なし。
見ていても分かりましたが、かなり攻めたバトントスでした。
日本は個々の選手の速さが他国と比べ劣っているので、リレーで勝つには攻めたバトントスをするしかありません。
攻めたバトントスはリスクもありましたが練習を重ねている日本代表はミスはないだろうと思っていたところにミス。これがオリンピックかぁと思い知らされる瞬間でした。
1走の多田選手は見事なロケットダッシュを見せ、それに高揚した2走の山縣選手もほぼトップレベルに近い走りでバトンを受け取ろうとしていましたね。
成功していれば金も視野に入っていたかもしれませんが、、、。
次のパリではもう一段階レベルアップした日本を見たいと思います。
コロナ禍でのオリンピック開催について
今回、コロナの中でのオリンピック開催となりました。
開催するか、しないか、有観客か、無観客かなど、さまざまな問題点がありました。
個人的にはオリンピックは開催してよかったと思います。
コロナの中でも、選手から、試合から、たくさんの感動がありました。
世界レベルのアスリートの試合を毎日テレビからでも見られてたのは興奮でした。
しかし、全てがGoodではありません。IOCのバッハ氏は特に疑問視しないといけない存在だと思います。
オリンピックが終わってからはテニス全米オープンへ向けた前哨戦の情報などを提供できればと思います。
今回オリンピックでジョコビッチ優勝に賭けていた分の損失があるため頑張らないといけません!